なぎさMe公認(3)

雅斗に惹かれているが、自分の気持ちに気付いていない、なぎさ。
夜遅くに家を飛び出した雅斗の後を追いかけてしまう。
向かったところは、雅斗の兄・隼人の彼女だった由紀子の家だった。
あの人は、誰? 雅斗のことを何も知らないことに気付いたなぎさは、由紀子が雅斗に告白するところまで見てしまい、気持ちが揺れる。
胸のつかえが取れないなぎさは、走りを止めることができず……。
短距離を走るスプリンターに必要なもの。
それは点火されて瞬時に炸裂する爆発力。
初めての公式戦での100Mで、思ったよりタイムが伸び悩む雅斗。
なぎさとインターハイへ行く約束をし、気合十分に挑んだ結果はなんと予選落ちだった…。
「スプリンターの爆発力はない」と言われ、落ち込む雅斗は、気持ちを秋の新人戦に向ける。
だが、翌日の予選プログラムに、雅斗のエントリーが――!?地区予選の3000Mでぶっちぎりで優勝したなぎさは、次の南関東大会へと駒を進める。
一方、予選落ちで終わった雅斗は、応援するだけの自分を、この舞台で走ることのできない悔しさを感じていた。
そんな中で始まった800M予選。
地区予選の800Mで競い合った、稲村高校の宮里の姿を見て、雅斗は体が熱くなるのを感じるのだった。
だが、まだ短距離への思いが強く……。
ついに南関東大会にも優勝! 絶好調のなぎさは、皆と海に遊びに来ていた。
海で雅斗と二人きりになるチャンスを窺っていたなぎさだが、突然の雨で雅斗とはぐれてしまう。
その時、雅斗はリエと二人きりで…。
リエとの出来事を知ってしまったなぎさは、走ることが辛くなり、突然実家へ帰ってしまうのだった。
なぎさを追う雅斗は、インターハイまでに連れて帰ることができるのか!?インターハイの3日前になって、なぎさが帰ってきた! 大会初日の3000M予選、久しぶりのレースに燃えるなぎさは、快調なスピードでトップを走り、それに引きずられるように、他の選手もペースを上げる。
その後、実家での練習不足が原因でどんどん順位が下がるなぎさ。
ギリギリで予選を通過できたものの、体力は限界。
決勝には圧倒的な強さの高城ミユウが待っているが……。
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